女性の年収は、男性に比べるとかなり低いのが現状です。国税庁の民間給与実態統計調査においても、そのことが如実にデータとして表れています。女性の平均年収はおよそ200万円から300万円の間とされており、男性の平均値が500万円前後なのに比べるとその低さが理解できることでしょう。収入額が低くなる原因は、いろいろと考えられます。家庭を守りながらパートやアルバイトで稼いでいるという人が多いのも理由の1つでしょう。
男女雇用機会均等法が施行されてから時間が経っていますが、まだ日本全体で男女平等が実現していないことを原因とみている声も多いです。仕事の種類が性別によって違うという点も、大きく影響しているのかもしれません。危険な作業や体力が必要になる職業は男性向けのものが多いですし、そうした仕事は一般的に給料が高いケースも少なくありません。
しかし、女性であっても男性と同じかそれ以上に稼げる職業が近年は増えてきています。例えば、法律系の職業や医療系の職業は、性別によって収入に差が生まれにくくなっているようです。看護師なら、むし女性の方が男性よりも稼いでいるケースが珍しくありません。医師についても同じことがいえるでしょう。美容整形外科で働く女性の先生なら、一般男性数十人分の稼ぎを1人で叩き出していることも珍しくはないのです。もしもこれから収入を上げたいと考えているなら、このような医療系や法律系の職業を目指すといいでしょう。